半月ほど前、当ブログのサーバをCentOS 7からCentOS 8に移行しました。その時嵌った以下のことを自分のためも兼ねてメモしておきます。
- MariaDB/MySQLでユーザー情報ごとデータベースをバックアップ・リストアする
- WordPressの更新機能をSELinuxがEnforcingの状態でも動くようにする
- php.iniへの変更を正しく反映させる
半月ほど前、当ブログのサーバをCentOS 7からCentOS 8に移行しました。その時嵌った以下のことを自分のためも兼ねてメモしておきます。
2020年7月15日追記
この記事の執筆から7年近くが経過しましたが、CentOS 7.8(Sambaのバージョンは4.10.4)とZFS on Linux 0.8.4の組み合わせでも以下に記載の設定で問題なく動いています。ご活用くださいませ。
前回(といっても4か月前ですが)に引き続きZFS on Linuxのお話。
ZFSの便利な機能の一つとしてスナップショット機能がありますが、ZFSをSambaで共有している場合にはスナップショットをWindowsのシャドウ・コピー機能から扱うことができます。
ただし、前回紹介したzfs set sharesmbによる方法では不可能です。smb.confで共有設定を行う必要があります。
なお、私の環境はCentOS 6.4とZFS on Linux 0.6.1です。
SambaはCentOS 6.4標準の3.6.9を用いています。
2020年7月15日追記
この記事の執筆から7年が経過し、ZFS on Linuxは0.8.4までバージョンが進みましたが、以下に記載の3つのポイントはまだまだ有効なようです。ご活用くださいませ。
先日(3月27日)、ZFS on Linux 0.6.1がリリースされました。
リリースメールには
“ready for wide scale deployment on everything from desktops to super computers”
と書かれており、「デスクトップからスーパーコンピューターまで」安心して使用できる段階に達しているとされています。
この件はいくらかのIT系ニュースサイトでも報じられたため、ZFS on Linuxを試してみたくなった方も結構いるのではないではないでしょうか?
0.6.1リリースに伴い、主要なディストリビューション向けのパッケージレポジトリも用意されたため、導入のためのハードルはかなり下がっています。
例えば、CentOSで導入するために実行する必要のあるコマンドは以下の2行のみです。
(あらかじめカーネルのソースおよびカーネルのコンパイルに必要なツール類は必要ですが)
yum localinstall --nogpgcheck http://archive.zfsonlinux.org/epel/zfs-release-1-2.el6.noarch.rpm yum install zfs
しかし、ZFS on Linuxをただ使うだけではなく快適に運用するためには、ZFS on Linux特有の気を付けるべきポイントがいくつかあります。
今回はそれを3つご紹介したいと思います。